新型コロナワクチン接種券の誤解を与える記載について
川越市は5月10日に発送予定(65歳〜74歳まで)の方に「新型コロナウイルスワクチン接種券」の送付延期の通知を発送しました。
市はこの中で市民の皆様に誤解を与える表記があったことを認めました。
文中に「現時点で国から供給されるワクチンの量が不足している状況となっております。」
この記載について、5月10日の災害支援会議で確認しました所、ワクチンについては予定量を充分確保できているとのことでした。
「新型コロナワクチン接種」申し込みの混乱について
5月10日(火)の災害対策支援会議で確認したところ、下記の理由にて混乱をきたしたと保健医療部から報告がありました。
予約受付混乱の原因
予約受付(第1弾)では申し込みが集中し、
- コールセンターに電話がつながらない
- 予約専用サイトにアクセスしづらい
といった事象が発生しました。それぞれの原因は次のとうりです。
(1) 予約受付数と予約対象者数との差
予約受付(第1弾)の予約受付数は6,198人分であり、予約対象者数(75歳以上のかた52,688人)の12%であったことが原因と考えられます。
(2) 予約開始日の集中
予約受付(第1弾)を実施した5月6日(木)は、複数自治体の予約開始日と重複した模様です。
その結果全国で固定電話の利用が集中し、NTT東日本では処理能力を超える電話により通信網が渋滞状態になる輻輳が発生したため、少なくとも9時から11時43分までのあいだ、固定電話への着信制限実施されたことを確認しています。(「非常に混み合っている」旨のメッセージがながれる。)
また、予約専用サイトはクラウドサービスですが、本誌を含む16自治体(合計約300万人の人口規模)が同一データーセンター内の同一サービスを同時に使用し始めたことが考えられます。
(3) コールセンターの回線数
コールセンターの回線数を30回線に増強しましたが、予約集中日としては少なかったと考えられます。
予約受付の次回は60回線に増強する予定
その他
当初11,000人分の予約を取る予定であったが、医師会より75歳以上で基礎疾患をお持ちの方に早い接種が必要との意見が出され、4,506人の方に優先接種が行われた旨の報告がありました。